韓国の若者に哲学ブームが起こっているのは知ってますか?
皆さんこんにちは!
アカデメイア大牟田の中嶋です。
タイトルにもありますが、韓国の若者の間で哲学ブームが起こっているのを知っていますか?
IVEのウォニョンさんという方が紹介したのがきっかけのようですが、哲学書が60万部を超える大ヒットしているようです。
(漫画等の発行部数に慣れている人は少ないと思うかもしれませんが、哲学を題材にした書籍としては異例です)
(また、哲学が人生の役に立つというブームが起こり、韓国で哲学書が多く発刊されているとか)
その本の題名は「求めない練習(邦訳)」で、ショーペンハウアーの幸福論が題材となったものとなります。
ショーペンハウアーの幸福論は、欲望を満たす(求める)ことではなく、求めないことから生まれます。
彼の「生きる事は苦しみである」という言葉が有名であるように、一見すると悲観的な思想かと思いますが、苦しみを経験した先に真の幸せがあると、ショーペンハウアーは考えました。
ショーペンハウアーの思想は東洋思想にも影響を受けており、特にブッダの影響を強く受けている事がわかります。(仏教の根本思想に『一切皆苦』という教えがありますが、これはショーペンハウアーの先ほどの言葉と被りますね)
東洋思想だけではなく、当然に西洋思想もベースとなっており、アカデメイア大牟田の基礎プラグラムである、『二コマコス倫理学』もショーペンハウアー哲学のベースの1つになっている考えです。
東洋・西洋を繋いできたショーペンハウアーの哲学が、混迷の時代となっている今ブームになっているのは必然なのかもしれません。(どう生きるべきなのかを考えることの重要性を教えてくれる哲学です)
この韓国でのブームは日本にも波及する可能性はあります。
ただ皆さんに1つだけ覚えておいてほしいのは、『○○の哲学を学べば、○○大学に入学すれば、大企業に就職できれば』幸せになれる!といった考えは幻想です。(自分の幸せとは何なのか、本気で考えた事がないのに、○○すればという条件が明確になるのはおかしいですよね?)
このことはショーペンハウアー自身も「結局のところ、自分で根本的に考えたことにだけ真実と生命がある」と述べています。
今はネットで調べればすぐに誰かの思想、答えが見つかる時代です。つまりは受け手となる事が当たり前となっている時代です。
哲学を学ぶ最も重要な意義とは、『自分で考えるきっかけを作る』ことにあります。
そのきっかけ作りの場に、本塾が役立てると幸いです。


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